「水中ウォーキングの効果」について、②中性脂肪、コレステロール、高血圧などの予防・改善効果について、記します。

中性脂肪やコレステロールの値の異常のこと脂質異常症といいます。
検査の値が、以下のようですと、脂質異常症といわれます。

中性脂肪(トリグリセライド) 150mg/dl以上 LDLコレステロール(悪玉コレステロール) 140mg/dl以上
また、
家庭血圧計による測定で135/85mmHg、病院での血圧計による測定で140/90mmHg以上の場合には高血圧であるといわれます。(日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2009」)

中性脂肪やコレステロールの異常値の脂質異常症や高血圧は、遺伝的な要因によるものがあります。
家族の中に脂質異常症の人が多い、あるいは、高血圧の人が多いということがみられます。

097756一方で、生活習慣に起因する脂質異常症や高血圧も確実にあります。
脂質異常症の原因には、過食、、高脂肪の食事、アルコールの取りすぎ、運動不足などがあります。メタボや肥満が原因にもなります。脂質異常症が原因となり、動脈硬化を引き起こし、さらに、動脈硬化から心筋梗塞や脳梗塞などの心臓や脳のイベントにつながるケースが多々見られます。

LDLコレステロールが高い原因は、卵の摂取が大きく関係しています。





高血圧に関しては、塩分の取りすぎと強く関係しています。塩分を取りすぎると、尿中へナトリウムを排泄する腎臓の能力を超えてナトリウムが血中に増え、血圧が上昇するメカニズムが働きます。

高血圧の状態により動脈硬化につながり、さらに、動脈硬化を原因として、心筋梗塞、脳梗塞、脳卒中などの心臓や脳のイベントに影響することも多々あります。塩分の取りすぎ以外に、高血圧の原因として、肥満、喫煙の習慣などもあります。 中性脂肪、コレステロールなどの脂質異常症、高血圧のすべてに、痩せることは有効です。

痩せるためには、食事の量を減らすという入り(インプット)と、運動するという出(アウトプット)のコントロールが重要です。
アウトプットに関しては、ウォーキング、ジョギング、水泳などがありますが、高齢で、膝などの病気がある場合に、簡単に取り組めるのが水中ウォーキングです。水圧や水の抵抗があり、水中をウォーキングするのは、陸上でのウォーキングに比べて負荷がかかります。

その負荷に対して、例えば1時間水中ウォーキングすると、皮下脂肪が少なくなったり、メタボで無くなるといった効果があります。

痩せることにより、脂質異常症や高血圧の数値ではなくなり、改善していくことが期待されます。

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  • 水中ウォーキング効果①
  • 水中ウォーキング効果②
  • 水中ウォーキング効果③
  • 水中ウォーキング効果④
  • 水中ウォーキングの正しいやり方①
  • 水中ウォーキングの正しいやり方②