ぽっこりお腹をすっきりさせたい。お通じがなかなか来なくて辛い。
慢性的に便秘に悩んでいる。そんな皆さん「キャンドルブッシュ」という秘密のデトックスアイテムをご存知でしょうか。

キャンドルブッシュは健康茶なの?

キャンドルブッシュは、茎や幹、葉、花を乾燥させて細かく裁断したものを煎じてお茶にして飲むのが一般的です。
ミネラル、ビタミン、食物繊維が多く含まれていますが、味に特徴はなく、くせのない野草茶のような感じ。ただし、キャンドルブッシュ100%では下剤作用が強すぎるので、紅茶やマテ茶、ほうじ茶、杜仲茶、ハトムギ茶などをブレンドして飲むのが一般的です。

他にもクワの葉、ギムネマ、ハトムギ、クコの葉、明日葉などを複数混ぜ合わせた健康茶として幅広く親しまれています。

「キャンドルブッシュ」は「ゴールデンキャンドル」とか「ハネセンナ」、また、「カッシア・アラタ」とも呼ばれています。

南アメリカが原産で、インドネシアやマレーシアといった熱帯地域に自生するマメ科の樹木のひとつ。数年で約3mに成長します。葉は幅の広い楕円形をしていて、花はミモザのように鮮やかな黄金色。空に向けて総状に咲く様子が無数の燭台に灯されたキャンドルの炎のように見えることから「キャンドルブッシュ」と名付けられました。マメ科の果実は熟すと暗褐色の豆になります。

キャンドルブッシュの豆
画像参照:https://nt.gov.au







便秘の解消に

キャンドルブッシュが便秘に効くことが現地では昔から知られていて、民間療法に取り入れられていました。

最近では楽天市場でキャンドルブッシュ配合のお茶が手軽に購入可能です。

センナの花
※センナの花
しかし、有効性・安全性に関する科学的なデータは十分ではありません。同種の植物である「センナ」は医薬品(大腸刺激性下剤)として、認可を受けていますが、キャンドルブッシュは医薬品ではありません。

ただし、センナと同じ様に、下剤成分である「センノシド」を含んでいるので、センナとほぼ同様の大腸刺激性下剤の一種ということができます。お通じをよくする、腸内環境を良くする、便秘解消といった効果が期待できます。

キャンドルブッシュは副作用もある

センノシドは大腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を刺激して排便を促進しますが、副作用もあります。摂りすぎると下痢や腹痛、吐き気を起こすことがあるので、使用に当たっては1日の摂取量に十分注意しましょう。また、長期間に渡って常飲することは避けましょう。

便秘が改善したら使用を止めることが基本です。

キャンドルブッシュってどんなやつ?
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画像出典元:Amazon

健康補助食品として

キャンドルブッシュのエキスを抽出し、乾燥させてパウダー状にした、健康補助食品もあります。この場合もキャンドルブッシュだけでなく、乳酸菌や大麦若葉、ケール、クワの葉、ギムネマ、サンザシ、ニガウリなどを複数取り入れて、体をより健康にするために利用されています。

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