めまいは突然起こるもの。そのタイミングには様々な状況がありますが、風邪の後で起こるめまいで前庭神経炎と呼ばれるものがあります。この症状や原因、対策について早速ご紹介したいと思います。学生

前庭神経炎の症状とその特徴

前庭神経炎は、内耳の前庭神経に炎症が起こり、突発的に強い回転性のめまいが起こる病気です。 特徴は、頭の中がぐるぐると回るような回転性のめまいであること。めまいが数時間からひどい場合は数日間も続くこと。

そして、メニエール病のように耳鳴りや難聴、耳の詰まり感と言った蝸牛(かたつむり)症状がないことです。 強いめまいが数時間も続くので、まっすぐに立っていられなくなり、吐き気や嘔吐、冷や汗なども起こります。めまいが治まった後も、体がふらつく感じが数週間程度も続くことがあります。

☆『前庭神経とは?』・・・平衡の感覚を伝える神経。前庭神経が正常に機能しているときは、地面に対して体が傾いた場合、無意識に真っ直ぐに立て直すことができます。

しかしこの前庭神経が炎症を起こすと、体の平衡感覚を伝えることができなくなり、ぐるぐると回転しているようなふらつき、めまいを感じることになります。

早めに耳鼻科を受診しましょう

このようなめまいが続くときには、早めに耳鼻科を受診しましょう。 最初に、めまいの発生が突発的だったかどうか、大きなめまいは一度だけだったか、めまいの他に症状がないかといったような問診があります。
この後に聴力検査、温度眼振検査、頭位眼振検査などが行われ、場合によっては血液検査が追加されます。心因性のめまいや、脳動脈の循環障害、脳腫瘍などとの鑑別が必要になります。






前庭神経炎の診断方法

体調によりめまいを一時的に感じることはよくありますが、慢性的なめまいや辛い症状がおこるめまいに関しては治療が必要になります。
そもそも前庭神経炎とは片方の内耳の前庭気管に障害があらわれて突発的なめまいが起こる病気。診断するためにはまず聴力検査を行います。そして温度眼振検査で問題のある耳の温度を計測します。
前庭神経炎になると、激しく目がぐるぐる回るようなめまいが突然起こり、その状態が長い場合では1週程度続くこともあります。同時に吐き気や嘔吐などを伴い、歩行困難になるほどバランスがとれないめまい症状も起こります。風邪の後にこのような症状を突然体験される方も多く、まずはすぐに医療機関で診察を受けることが大切です。

早めの治療でほとんど快癒します

検査の結果、前庭神経炎と診断された場合には、抗めまい薬が処方され、安静を言い渡されます。ほとんどの場合、数日から1週間で快癒します。まれに、ふらつく感じが数カ月程度続くこともありますが、時間とともに症状は治まっていきますので、あまり心配しなくても大丈夫。前庭神経炎は繰り返して発症することはありません。後遺症もないとされています。

前庭神経炎の原因

内耳の前庭神経が炎症を起こすのは、ウイルス感染や血管障害のせいではないかと言われていますが、はっきりとしたことは分かっていません。めまいが起こる一週間程度前に喉の炎症や風邪をひいていたという事例が多いため、ウイルスによる炎症であるという説が今のところは主流です。
前庭神経炎はめまいの症状が出る前に風邪のような症状がある場合が多いので、判断を間違ってそのままに放置してしまう方も決して少なくはありません。

めまいは根本的な原因を解明することがとても大切で、治療にも役に立ちます。
遺伝は関係がないとされており、明確な予防法もまだ確立されていません。 ただし、正しい治療を受けることで症状は改善しますので、早めに専門医の診察を受けましょう。

治療方法について 

前庭神経炎は早期発見すれば治療も短い期間で可能です。主な治療方法は投薬と体を安静にすること。

治療のタイミングが早ければすぐにめまいが軽減されますが、早期治療をしてもいつまでもめまいが継続するケースもありますので、このような場合にはリハビリも行われます。

めまいは一時的なものだと勘違いしてしまう人が多いのですが、深刻な病気の初期症状である場合もあります。前庭神経炎なのか、それとも違う病気なのかを判断するには医療機関での診察が必要になります。

めまいやふらつきはいつまでも継続すると精神的な負担になってしまいますよね。早く診断を受け原因に合った治療を開始することがとても大切なポイントですよ。

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