めまいに悩まされるのは大人だけではありません。子どもにもめまいが現れることがあります。子どもの日常生活に支障が出たり、心身の正常な発達にも影響を及ぼしたりすることがあるので、注意が必要です。

ここでは、子どものめまいに最も多い三つの原因を紹介します。

①先天性眼振
 眼振の正式名称は「眼球振盪(がんきゅうしんとう)」。自分の意識とは無関係に目が動いてその動きを止めることができない状況。何か他の物の力で眼球が左右に振られているような感じです。その結果、常に軽いめまいを感じることになります。

目が振られているので焦点を合わせることが難しく、視力が悪いのも特徴です。眼振は治療をして治すことはできませんが、専用の眼鏡で矯正が可能。成長とともにこの状況に少しずつ慣れてくると、日常生活をほぼ不自由なく送れることができるようになります。
先天性眼振の原因は三点挙げられます。眼球の異常、耳の前庭器官の異常、そして脳腫瘍や血管障害など脳の障害です。ある程度、遺伝も関係していることが分かっています。






②起立性循環調節障害(脳貧血)
 子どもに最も多いめまいが、起立性調節障害です。急に立ち上がったときに、グラグラとするめまい、立ちくらみ、目の前が真っ暗になる感じ、動悸、息切れ、頭痛などを感じます。脳貧血としても知られています。
成長期の子どもは体の発育に対して自律神経系や循環器系などの身体機能の発育が追い付きません。

急に立ち上がったときなどに、ぐらぐらっとめまいがするのは、脳への血液供給が一瞬間に合わないため。動悸や息切れがするのは心臓など全身への血液の循環が一瞬遅れるためです。

身長がぐんと伸びるのに対して機能の成長が追い付かない小学校高学年の頃に多いのが特徴。めまいが起きた時にはしばらくの間安静にするだけでほぼ回復します。脳貧血性のめまいはたびたび繰り返すことがありますが、身体の内と外の発育のバランスが整うようになると、ほとんど見られなくなります。

③小児良性発作性めまい
 吐き気や嘔吐を伴う子どものめまいは、小児良性発作性めまいの可能性があります。最大の原因はストレス。不安な気持ち、恐怖心、睡眠不足、空腹、急激な環境の変化などで起きる心因性のめまいです。
子供嘔吐.comもご参照ください

小児良性発作性めまいが起きた時には、比較的暗くて静かな場所で安静にして、休養を取らせましょう。

食事は本人が食べたいようであれば軽く取らせます。ただし、立っていられないほどのめまいが長く続いたり、一定期間を置いてしばしば繰り返したりするときには他の病気の可能性があります。耳鼻科などで早めに診察を受けましょう。

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