化粧品成分としてのペプチド1
再生医療と美容医療で使われるペプチドの力

ペプチドの中には、肌細胞の生産を活性化させる効果を持っているものがあります。また、肌細胞そのものを活性化させ若々しさを取り戻す効果を持つものもあります。このような効果から、シワやたるみなど肌の老化に抗って肌を若々しく回復させようとする「攻めのスキンケア」、いわゆるエイジングケア目的で、ペプチドを使ってみたい方は多いのではないでしょうか?
 化粧品に配合されているペプチドの多くは、あらゆる角度から衰えた 肌を一掃し、生まれ変わらせる効果が期待できます。そのため、年齢による肌の悩みを解消したい方には、特におすすめの美容成分です。ペプチドが配合された2017年の人気商品としては、美容業界で注目をあつめているラシャスリップスです。ラシャスリップスには特許取得のペプチドや海洋性コラーゲン(コラーゲンブースターとか・・)、ヒアルロン酸が配合されているのが特徴で特に看護婦さんの間で人気です!※ラシャスリップスの有用性について

美容医療でのペプチドの役割

医薬品として用いられるペプチドと化粧品に配合されるペプチドには違いがあります。
 医薬品に用いられるペプチドは再生医療の一環で用いられていますが、その高い再生力から様々な可能性があり研究が進められています。昨年は再生医療用の「リコンビナントペプチド」を用い、細胞集合体と生体組織の間に血管を形成することに成功したという報告もありました。
 このような、ペプチドの再生力は美容医療の分野でも注目されています。美容医療では、主に肌の再生への速さ、広い範囲での効果が期待できるペプチドが使われています。
 例えばシワ治療に使われるペプチドは真皮内の線維芽細胞を刺激し、コラーゲンの生成を促進させます。作用の即効性が高い上に、肌自体が若々しく回復するので、経験した方の多くが効果を実感しやすいのです。しかし、副作用も考えられます。そのため、化粧品への配合は認められていません。