世の中には様々なハラスメントが存在します。
モラハラ・パワハラ・マタハラ・セクハラなど、人により受けるハラスメントは異なるものの、共通しているのは被害者は深い悩みや悲しみ。そして、怒りを抱えているということです。
今日は、そんなハラスメントの基本的な知識についてご紹介して行きたいと思います。
・ハラスメントとは?
ハラスメントとは、「人を困らせること」「嫌がることをすること」日本ではこのような意味合いで使われることが多くあります。
もともと「ハラスメント」という言葉の意味は、猟犬に追われた獲物の絶望感を表しているというように記載している著書もあり、「絶望感」や「心身ともな苦痛」を与えることを意味する言葉として世界的には捉えられているようです。
・ハラスメントの種類
ハラスメントには、様々な種類がありますので、言葉と一緒に意味についてもご紹介していきたいと思います。
「モラルハラスメント」
モラルハラスメントは、主に精神的な暴力と言われています。
配偶者や家族から受けることが圧倒的に多く、「お前はダメな人間だ」「一人では何もできない」「役立たず」などという暴言を毎日のように長時間聞かされることにより、精神状態が不安定になり、自分はダメな人間なんだと思い込んでしまうケースも少なくありません。
「マタニティハラスメント」
主に女性に向けて行われるハラスメントで、妊娠や出産を機に職場で退職を迫られたり、嫌がらせをされるなどの精神的・肉体的に苦痛を強いられるハラスメントです。
育児休暇後の職場復帰が叶わない・妊娠中にわざと重労働を強いられたなど、マタニティハラスメントで悩んでいる女性は年々急増しています。
「セクシャルハラスメント」
男女関係なく、性的な嫌がらせをされることをセクシャルハラスメントと言います。
会社の上司から頻繁にボディータッチをされる、体育会系の男同士で性的いじめをうけるなど、これらすべてがセクシャルハラスメントにつながります。
「パワーハラスメント」
パワーハラスメントとは、言葉通り権力を用いた嫌がらせを指します。
例えば、上司が部下に「お前なんかいつでも首に出来るんだぞ」「もっと向いている仕事を探したら?」など、権力があるものが下の者に脅すような言葉を使うことをパワーハラスメントと言います。
代表的なハラスメントを上記に挙げてみましたが、他にも医師が患者に嫌がらせをするドクターハラスメントなど、多くのハラスメントが存在します。