皮脂が適度に分泌されていたとしても、近赤外線への防御は不充分です。
さらに、加齢とともに皮膚の表面に水を貯められなくなります。結果、皮下の筋肉がダメージを受け、一気にたるんできます。
スキンケアアイテムに水分と油分、そしてケラチンを上手に配合することで、近赤外線を遮断できると考えています。現在開発されている素材を二種紹介します。
さらに、加齢とともに皮膚の表面に水を貯められなくなります。結果、皮下の筋肉がダメージを受け、一気にたるんできます。
スキンケアアイテムに水分と油分、そしてケラチンを上手に配合することで、近赤外線を遮断できると考えています。現在開発されている素材を二種紹介します。
一つ目は「水コロイド」です。水分子をヒアルロン酸や吸水性ポリマーに吸着させ、油分でコーティングしたものです。水単体では肌への浸透性が低く、すぐに蒸発してしまいますが、油で包むことで浸透性を上げつつ、蒸発を抑えています。
二つ目は「HIKARIへリックス」です。油分でコーティングする構造自体は水コロイドと同様ですが、こちらは内側にケラチンとケラチンに多く含まれるアミノ酸を配合しています。
二つの素材には皮脂となじみやすい油分を使っています。よって、水分やケラチンを肌の奥へと浸透させることが可能になりました。
皮膚のとても厚い人は、ビーチで一日中、日に当たっても、平気かもしれません。しかし皮膚の薄い人は、頭髪、体毛、角質が減って、近赤外線から体を守れず、体力消耗が激しいばかりでなく、筋肉も損傷します。頭髪、体毛、角質の代わりのものを用意しないと、皮膚は弱くなり、老化が進んでしまいます。
紫外線の防御力の指標にはPAやSPFがありますが、近赤外線の防御力の指標は残念ながらまだありません。しかし、ケラチンを含んだ近赤外線防御の日焼け止めや、光老化が進んだ肌に「若返りのスイッチ」を入れてくれる光老化修復オイルは、老化予防に役立つでしょう。