スクール選びのポイント ~しっかり技術を身に付け資格も取得したい場合~

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次に 2、しっかり技術を身に付け資格を取得したい、という場合。
さて、フラワーアレンジメントの資格も沢山あります。
特に近年いろいろな協会が立ち上がりそれぞれの協会が認定する資格があります。
正直なところ、レベル感があまり分からないような資格もありますので、代表的な資格だけ(花業界でそれなりに通用する)だけ、お伝えしたいと思います。

 

代表的な花の資格を取得するには?

まず、フラワーアレンジメントで最も代表的な資格は、公益社団法人日本フラワーデザイナー協会(通称NFD)が認定する「NFDフラワーデザイナー」資格です。
(参考サイトhttp://www.nfd.or.jp/)

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この協会は1967年に設立、1969年に社団法人として文部大臣の許可を受け、2010年に公益社団法人として内閣総理大臣の認定を受けています。現在会員数約3万人で、1万人を超える認定講師が所属する組織です。国家資格ではありませんが認知度も信頼性も高く、フラワーアレンジメントの技術を資格として形にしたい!ということであれば、NFD取得を目指すことをオススメします。

検定は3級から1級まであり、1級取得後に講師登録も目指せます。NFDの講師に認定されると、NFD公認校として自分の教室も開くことができますので、“将来講師になりたい“とか“自分の教室を開きたい”、という考えがある方は、NFDのようにそれなりの規模がある組織をバックボーンに活動を始めることを視野に入れてもよいかもしれませんね。 NFD取得を目指す場合、スクールはNFD公認校へ通うことになります。全国に400校以上ありますので、その中から自分が通いやすく気に入ったスクールを見つけます。

全国的に展開しているスクールでは「ヒューマンアカデミー」「フラワーサロンミキ アートスクール(フラワーデザイナー江口美貴さんのスクール」などがあります。
また、NFD公認校といっても基本となるカリキュラムはありますが、スクール(講師)により教え方や花材、費用などは異なります。
NFD取得コースとして、一括費用が打ち出されているスクールもありますし、月謝制や1レッスン毎に費用を定めているスクールもあります。
3級を目指すレベルで、1回7、000円~1万円くらいでしょうか。 また公認校は、2級までの試験会場にもなります。(いつもレッスンを受けている環境なので全く違う会場で受検するより有利)スクールによって受検できる級が3級までのところもありますので、そのあたりもはじめに確認しておいたほうがよいです。 また、スクールでのレッスン費用以外に、NFDの年会費や受検時には検定料といった費用が別途必要かかりますので、この点も頭にいれておいたほうがよいと思います。

他に、フラワーアレンジメントの資格でもう一つ代表的なものに「フラワー装飾技能検定」があります。
フラワーアレンジに関する資格の中で唯一の国家資格です。
参考サイトhttp://www.javada.or.jp/index.html)
こちらも3級~1級のレベルがありますが、受検資格として、原則的には実務経験もしくは花関連の学歴が必要なものになります。 レッスン単位などは不要ですが、検定の課題かなりの花材を必要としますので、当然練習にそれなりの花材費がかかります。
受検対策のカリキュラムを組んでいるスクールもありますので、気になる方は是非チェックしてみてください。