本当に良いシャンプーの選び方
湯シャンを始めるにあたり、やはりどうしても湯シャンだけでは汚れが落ちないことがあると言いましたよね。整髪料などがそうです。皮脂量の多い人や臭いの強い人なども、やはり湯シャンへの抵抗があるかと思われますから、無理にノーシャンプーをすすめたりはしません。
ノーシャンプー生活は、毎日でなくてもいいのです。
いくつかのパターンを紹介してみますね。
・整髪料を使わなかった日は湯シャンにする。
・シャンプーの量を極力控え、日によってシャンプーの量を調節する。
・ノーシャンプデーを決める。
いろいろ考えてみましたが、これくらいにしておきます。
これらは結局シャンプーを使っているではないか!と思われたことでしょう。
そうなのです。ノーシャンプー生活をしている人すべてが、シャンプーらしきものを一切使っていないわけではないのです。
注意:頭皮湿疹になったら大変!頭皮湿疹の原因についてはこちら
そこで実際に使われている手作りのシャンプーを紹介します。
洗面器の半分くらいのお湯に、重層を小さじ1杯溶かした「重曹シャンプー」です。これをつむじから全体にいきわたるように、まんべんなくかけます。その時、頭皮をやさしくマッサージしながらかけてください。
そして、すすぎます。
重曹シャンプーは単純に汚れを落としただけなので、かなりキシキシ感がありますが、今度はクエン酸をリンス代わりにします。
洗面器半分くらいのお湯に、クエン酸小さじ1杯を溶かして出来上がりです。髪全体にかけてください。あっという間になめらかな髪になります。
市販のクエン酸の代わりに、レモンやお酢(アップルビネガーや穀物酢など)、で作るリンスもあります。お酢の場合独特の臭いが残るので、好みと使用感に応じて、自分に合ったものを見つけると良いでしょう。
以上が手作りのシャンプー、リンスの紹介でした。
では、市販のシャンプーを選ぶときのポイントを紹介します。
1番避けたいのが「高級アルコール系界面活性剤」である「ラウレル硫酸Na」と「ラウレス硫酸Na」を配合したシャンプーです。これはもう常識の範囲として覚えておくとよいでしょう。
界面活性剤にはアミノ酸系やイオン性、天然由来などの種類も存在します。
これらの成分であれば比較的安心です。
シリコンは痛んだ髪や頭皮には付着しますが、健康な髪なら髪の表面が親水性なのでシリコンは付着しません。髪に痛みがある場合はノンシリコン、痛みがなくてもノンシリコンシャンプーの方がいいかもしれませんね。
本当に良いシャンプーは、髪だけでなく頭皮も洗えます。シャンプー後の頭皮の乾燥を防ぐ良質な保湿成分が、惜しみなく配合されているからです。
安心な界面活性剤と言っても、洗浄剤であることには違いありません。やはり保湿成分は必須だと思われます。
ただそのようなシャンプーは大変高価です。ですが、ノーシャンプー生活を目指すなら、高価でも長く使えるような気がします。週に1回、週に2~3回などと使う頻度を減らす工夫をすればいいのです。
高価なシャンプーを毎日使うのではなく、髪や地肌へのご褒美的として使ってみてはどうでしょうか。