そもそも頭皮でも他の肌と同じように、28日サイクルのターンオーバー(新陳代謝)を繰り返されています。フケは頭皮の垢(あか)です。

新しい細胞が出来れば、古い細胞はフケとなり剥がれていくのです。頭皮が健康的(新陳代謝のサイクルが正常な状態)なら、ほとんど目に見えない状態で剥がれ落ちます。しかし何らかの原因で、代謝のリズムが早まっているなどのトラブルが発生すると、細胞が何層にも重なり合い周囲を巻き込み、目に見える大きなフケとなってしまいます。

 

フケがあると不潔に見えるのはどうして?

 

これはやはり、頭皮の垢(あか)=汚れという誤解があるからです。確かに大量のフケが付いていると不快感は拭えません。フケが多くなると、かなりのストレスを感じます。

 

では、シャンプーが「髪を洗うためのもの」だと言う事をご存知ですか?

シャンプーには強力な洗浄成分である界面活性剤など、頭皮には必要のない成分が目白押しです。

それらの成分が頭皮(髪)に残ることで皮脂や水分が奪われ、頭皮が乾燥しやすくなります。皮脂を大量に奪われると、頭皮は皮脂をどんどん分泌します。

 

しかし髪や頭皮は30歳を過ぎると老化が始まります。これによりどんどん分泌されるはずの皮脂も、毎日のシャンプーによる除去に追いつかなくなります。

10代の子どもでも、冬の乾燥時にはフケで悩むくらいです。それほどシャンプーには皮脂を奪う力があるという証拠なのでしょう。

 

そうなると更にシャンプーでゴシゴシと洗ってしまいがちですが、乾燥を悪化させてしまい逆効果なので止めてください。

 

乾燥によるフケの他に、脂性のフケもあります。頭皮が過剰に分泌すると皮脂を栄養にする常在菌(マラセチア菌)が増殖します。この菌が排出する脂肪酸により炎症を起こしてフケの原因となるのです。

 

乾性、脂性に関わらず、きっかけがシャンプーのし過ぎやすすぎ残し、汚れの残りなどシャンプーの仕方に問題があると思われます。それと洗髪後はしっかり乾かすことが大事です。濡れたままでは雑菌の繁殖や乾燥を促進してしまうからです。

 

ここでもう1つ、「ハゲる」に関してですが、フケが異常に発生しているということは、頭皮の環境(毛根の働きなども含む)が非常に悪いですよ!というメッセージです。

 

頭皮の環境が悪いと言う事は、髪の寿命も短くなり、生えることもままならなくなってきます。要するに抜け毛や薄毛などハゲへの第一歩を踏み出したことと同じです。毛根が働かなくなるとフケすら出なくなるそうです。頭皮そのものが活動をストップした証拠なのかもしれません。

 

乾いたフケ、脂っぽいフケのどちらも毛穴を塞ぎ、炎症や雑菌の繁殖を引き起こします。頭皮の健康状態の悪化から脱毛が促進されて、薄毛に悩むことになるようです。

 

シャンプーによるフケやハゲ(薄毛)への道のりは、焦らなくても大丈夫!

今のケアを今一度、見直してみてはいかがですか?

その方法の1つとして「ノープー」はかなりお勧めです!

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