シャンプーに入っている成分が悪者と気付き、“no poo”(ノープー)という造語まで登場し注目されたのは数年前のアメリカだそうです。
あるアメリカの女性は、本当の意味での自然シャンプー(高価ですが…)に替えたそうですが、結局それにも安全性の不明な成分が入っていることに気付き、そしてとうとうハンドメイドのシャンプーとリンスにたどり着いたという話があります。
しかしこの女性はオイリーな髪質のため、最終的に1週間に2回、しかも
「シャワーのお湯のみで髪の毛を洗い流すだけ」
になったとか…。あとは丁寧なブラッシングでケアするだけで、臭いもなく健康的な髪を手に入れたそうです。
さて、本題に入りましょう。
先程の女性がやっていたこと、「シャワーのお湯のみで髪の毛を洗い流すだけ」のことを巷では「湯シャン」といいます。
「湯シャン」とは、38度~40度のぬるま湯のシャワーで、皮脂の汚れを丁寧に洗い流す、ただそれだけです。具体的な方法は後ほど紹介します。
お湯だけで汚れが落ちるの…と心配になるのは当然です。
しかし、これは体全体にも言えることですが、ボディーソープやシャンプーなどで洗うと、汚れだけでなく必要なものまでも取りすぎてしまい、肌本来が持っているバリア能力がダメージを受け、肌トラブルの原因になってしまいます。
そのことから、髪の場合シャンプーを使わずにお湯だけで汚れを落とすことが理想だということです。
そこで、髪質→弾力のある艶系(毛先にダメージあり)、量→多い、年齢→45歳、地肌に独特の臭いアリ…(お恥ずかしい)の私が実際にやってみました!
まずは1日目、とにかくシャワーのお湯で、これでもかと言うくらい地肌を丁寧に洗い流しただけ。そして丁寧にしっかりとドライヤーで乾かすのみ。
この日は本当にお湯だけ?というくらい乾かした髪がサラサラでびっくり。
翌日。なぜかブロー要らずで髪の毛がまとまっていた。しかも、なぜかほんのりいい香りがする…。
この日の夕方、地肌の臭いを確認。何度試しても臭いがしない。遠くのほうでかすかに皮膚の臭いがあるような、いつもの「お恥ずかしい臭い」が全くしない。
2日目。同じく湯シャンのみ。油断してしっかり乾かすのを怠ったため、翌日の髪はバサバサ。しかしこの日の夕方も、臭いは無し。
3日目。同じく湯シャンのみ…と言いたいところが、あまりのバサバサにうっかりコンディショナーを毛先に使ってしまう。しっかり洗い流し、しっかり乾かす。
翌日。髪はまあまあ、臭いも無し。
4日目。やはり毛先には必要かと思い、湯シャンとコンディショナー。しっかり乾かす。(ただ地肌にコンディショナーがついてしまったかも…)
5日目。髪はなぜかべっとり。しかも朝から僅かに「お恥ずかしい臭い」が…。
夕方、朝から感じていた臭いがひどくなることは無く、ただいつまでもべっとりしていた。
この先は、後ほど報告できたらなと思います。
ここで感じたのは、間違いなくシャンプーの成分が地肌や髪に残っているということと、シャンプーが如何に皮脂を奪っているかということを感じました。皮脂の取りすぎで地肌はエラーを起こし、過剰な皮脂を分泌して汚れと混ざって臭うのではないか…。
(これはあくまでも個人的な見解です)
ノープーっていいかも!