祖母の在宅介護を経験し5年が経過しました。
夏場は「1時間に1回はコップ一杯の緑茶」を飲ますよう心がけています。
そう思ったきっかけは、在宅介護を始めて2年目の夏の出来事でした。

連日猛暑が続く中、祖母が夜間突然38.2℃の高熱を出しました。
暑さか、疲労か、風邪か?原因がわからず、救急で搬送していただき病院を受診しました。
診断結果は「尿路感染症」でした。
医者から

「認知症や高齢で体温変化を感じにくいことと、猛暑で患者が急増しています。1週間程入院すれば退院できるでしょう。退院後はなるべくこまめに水分を与えてください。また下を清潔にしてあげると予防できますよ。」
と説明をうけました。

 

「ばあちゃん、ごめん。防げる病気やった。なんとか生きて少しでも元気になってくれ」と、私は申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

自分の介護が至らなかったことを後悔したり、油断していた部分があったと反省しました。
それ以来、日中は1時間に1杯の緑茶、夜間は寝る前とオムツ交替時に1杯ずつ必ず摂取させるようにしています。

ペットボトルの緑茶の中では、伊藤園の『お~いお茶濃い味』をオススメします。
トクホ以外のお茶の中では、特にカテキンが豊富に入っているようで、風邪・インフルエンザの予防や、内臓脂肪増加を防ぐなど、高齢者にとっては欠かせない役割を担ってくれます。

また、ヤクルトを注文し必ず1日一本飲ませています。
ヤクルトの中に入っているシロタ株という乳酸菌は、風邪予防に抜群の威力を発揮します。

スーパーなどで販売しているものはシロタ株が一本に200億個ですが、400億個含むヤクルトは、ヤクルトレディさんからしか購入できません。

シロタ株の数が倍違うのに価格は同じなのはびっくりです。

このような取り組みを続け3年経過しましたが、その後一度も尿路感染症を発症しておらず、インフルエンザや風邪を発症することもごく稀になりました。
ただ、認知症が徐々に進行し要介護度が高くなると、デイサービスやショートステイ等の介護サービスの時間を長く利用することができるため、一層介護する側も意識を高める必要があると思います。

というのは、テレビ・新聞・ネット等メディアがよく取り上げていますが、大半の施設は職員数に対し利用者過剰で、細やかなサービスをするには限界があると思います。

要介護状態が進めば進むほど体温変化に鈍化になりやすいです。
私の祖母はショートステイを2泊して帰宅すると咳をしたり、ボーっとしながら帰宅することがしばしばあります。
本人が「あんた、喉がカラカラしてるよ」と言える時は状態がまだ良く、それすら言わずボーっとしていることがあります。
だから、私は「喉渇いてるやろ、はい緑茶飲み」と半ば強引に飲ませると、水分が行き届き脳の働きもよくなるのか、よく話したり「お腹が空いた」と訴えるようになるのです。
夏場のこまめな水分摂取は命の源、今後も続けていきたいと思います。