美容成分となるポリフェノールを探そう―悩み3 ニキビ・肌荒れ

化膿しているニキビには抗菌作用が、赤みを帯びた肌荒れには抗炎症作用がそれぞれ働いています。薬草を傷口にあてるなど、「炎症」を抑えるために植物は昔からよく用いられていました。多くの化粧品にも配合されています。

ユーカリエキス

 

タンニンを含み、抗菌作用と抗炎症作用があるため、肌荒れを予防・改善します。セラミドの産生を高める効果も確認されているため、皮膚そのものの防御力向上も期待できます。


▲グラフはユーカリエキスを1%配合した化粧品とプラセボ(偽の)化粧品を比較したデータ。ユーカリエキスを1%配合するだけで、セラミド量が増加し皮膚表面の水分蒸散量が減少。結果、肌の保湿力が向上し肌のバリア機能が改善された。
【参考文献:ユーカリ抽出液塗布による効果(Takagi Y et,al,2000)より改変】

 

 

アロエエキス

 

 アロエの緑色の部分には各種ポリフェノールが豊富に含まれ、中には薬効が認められているものも含まれています。抗炎症効果とともに、炎症を鎮める効果もあります。

ローズマリーエキス

 

抗炎症作用・抗アレルギー作用のあるロズマリン酸や、タンニンなどのポリフェノールを含んでいます。また、抗菌作用がありニキビの予防に効果的です。

どうしても解消出来ないトラブルを抱えてしまったら??
究極肌トラブル解消は、やっぱりお薬も必要かも。お薬で平常状態に戻してからいつものスキンケアをするしかありません。