ノーシャンプーをやってみる。(方法)

 

ではノーシャンプー(湯シャン)の基本的なやり方を紹介しましょう。

 

1.まずはブラッシングから!

 

乾いた髪をいきなり洗うのでなく、まずはブラッシングである程度の汚れを落としておくと良いでしょう。これはシャンプーをする時も同じ、基本です。

もつれた髪をほぐし、ブラッシングによって頭皮の血行促進にもなるので必ず行ってください。

 

2.ぬるま湯(38度~40度)で洗う

 

頭皮の汚れ(汗や皮脂など)は38度~40度のお湯で、ほとんど洗い流すことが出来ます。シャワーヘッドを地肌につけるようにして、生え際からつむじの方向に優しくなでるようにします。最低でも5分以上、シャンプーで泡立てて洗い流すくらいの時間はかけてください。

この時、指の腹の部分で適度に頭皮をマッサージ(揉むようにこする)するようにすると汚れが落ちやすくなります。

洗い上がりのポイントは、ヌルヌルしていた地肌が若干キュッキュッといった感じになればオッケーです。

 

3.やさしくタオルドライ。そしてしっかり乾かす!

 

濡れた髪の表面はキューティクルが開いています。ゴシゴシこすると剥がれてしまうので、こすらずにタオルに挟んでポンポンと軽くたたくとよいでしょう。

そしてドライヤーの温風と冷風を交互にあてながら、髪ではなく頭皮を十分に乾かしてください。この時、下からではなく上から風をあてましょう。開いたキューティクルが、下からの風によってさらに開いてしまうからです。

 

以上が、「湯シャン」のやり方です。

 

これはあくまでも1回の湯シャンのやり方であって、いきなり毎日これを実行しなさいという訳ではありません。湯シャンが適しない場合もあります。

それは整髪料(ムースやワックス、スプレーなど)を使っている人は、それがお湯だけでは落ちにくく、汚れが落とし切れないからです。

こうした場合は、髪だけを出来るだけ少量のシャンプーで、なるべく頭皮に付かないように洗ってください。もし付いてしまってもしっかり洗い流せば大丈夫です。

 

乾燥肌の人は湯シャンに向いているかもしれません。お湯で落ちる程度の皮脂しか奪われないので、むしろシャンプーの強力な洗浄力から解放されることになるからです。

 

さあ、湯シャンのやり方はわかりましたね。

では早速…と言いたいところですが、まずは自分の髪がどういった状態なのかをしっかり見極めてからにしてください。

乾燥しているのか、脂ぎっているのか、臭いはどうなのか…。ただ思いつきで初めてしまうと、湯シャンの効果が逆効果となってしまいます。

湯シャンだけの日があってもいいかな…くらいの気持ちで初めてみてはいかがですか?

  • ノーシャンプーってどんなシャンプー?