フラワーアレンジメントの種類

dfd_s

一言でフラワーアレンジメントと言っても、花にも色々な種類があります。生花(切花、フレッシュフラワーとも言われます)、プリザーブドフラワー(生花を特殊加工した花)、アーティフィシャルフラワー(造花)などが主なところです。
プリザーブドフラワー(以降、プリザ)やアーティフィシャルフラワー(以降、アート)は長く楽しめるので、特にギフトの出番が多いですよね。
何で始めようか迷っていらっしゃるなら、はじめは生花をオススメします。

デザインの基本(色合わせ、花の向き、バランスなど)を身につければプリザにもアートにも応用がききますし、生花でワイヤリングのテクニック(造形のためにワイヤーを使って茎や花などを支えたり、萼を補強したりする)が身についていれば、プリザやアートも難なくこなせるようになるはずです。

また多くのスクールは生花だけでなく、時にはプリザやアートのレッスンも組み込んでいるようですので、はじめに確認しておくとよいでしょう。
それに、本来の花の姿(といっても切花も矯正されながら作られているので、自然本来のものとはまた違っていますが・・)を知っている上で、加工された花(プリザ)や造られた花(アート)を使うことは、きっと今後アレンジのデザインを考えていく上でも影響してくると思います。
そういうわけで、今回は生花のスクールに通うことを前提にお話を進めますね。

 

何のためにフラワーアレンジを学びたいのでしょうか。

次にあなたが、なぜフラワーアレンジメントを習いたい、スクールに通いたいと思っているのか。その目的によって選ぶスクールは違ってきます。 大きくは次の二つに分かれると思います。

 

1、趣味としてお花を軽く楽しみたい
2、しっかり技術を身に付け資格も取得したい

 

それぞれの目的で選ぶ際のポイントをお伝えしていきます。
もちろん1を経て2にたどり着く方もいらっしゃると思いますので、その時はまたご自分の目的にあわせてスクールを新たに選んでください。

 

スクール選びのポイント ~趣味として軽く楽しみたい場合~

ikebana_woman[1]

まずは 1、趣味としてお花を軽く楽しみたい、という場合。
公共施設(公民館や市民センター、カルチャーセンターなど)で講座案内を見かけたことはありませんか。こういった講座は、通常外部から講師(フラワーデザイナーや既に教室持っている先生)を派遣してレッスンをしています。
「初心者向け」「入門コース」といったキーワードがあれば、ハサミの使い方や花の挿し方などの基礎から教えてもらえます。
また多くの場合、3ヶ月や半年といった期間で終了するカリキュラムですので、続くかわからないけどやってみたい、という方にオススメです。費用は一回あたりが3,500~6,000円程度の設定が多いようです。
また、個人宅でアレンジ教室を開催している案内もよく見かけます。このような教室はどちらかというと、ご近所さんとワイワイお喋りしながら楽しむようなスタイルが多いようです。その先生も花に関する資格を所持されていない場合もあります。
資格取得を謳っている教室でなければ、“楽しくお喋りしながら花遊びをしたい”、”自宅で少し飾れればいい”、といった方に向いています。
費用は様々ですが、花材のみで2,000円代で開いているところもあり、比較的参加しやすい設定になっています。(講師料や教室使用料をほとんどとっていないのだと思います)

他には、近所のフラワーショップが単発で開催している教室などがあれば是非候補にいれてみてください。季節や月毎でテーマを決めて楽しめる企画をしているお店も増えています。