カビ取り用の漂白剤は、刺激臭があってとても不快な思いをします。確かにすっきりとカビは取り除けるんだけど…やっぱり大きな負担を感じます。シュシュッとしたらその場から離れて、出来るだけ匂いを吸い込まなければいい…とは言ってもやっぱり億劫になってしまいますね。

そこで、やさしいカビ取り方法を紹介します。
重曹でお掃除!というのは、もうみなさんご存知かと思われます。カビ取りだって重曹で、そして酢を使ってやるなんて知ってました?
重曹の汚れ落とし効果を使い、酢の抗菌作用でカビの予防をするんです。
ここで言うカビは、部分的に生えた初期のカビです。広範囲にわたる強烈なカビには効果が薄いと思われます。
塩素系でガッツリカビ取りをしなくてはいけないような場合には不向きだということです。
学生
<浴室>
酢のスプレーの作り方は、酢1に対し水2です。重曹はそのまま使います。

1.点々と出来たカビ、なんとなく黄ばんできたカビの部分に、酢をスプレーします。
2.その上に重曹をふりかけ、また酢をスプレーします。そのまま1時間ほど放置。
3.およそ1時間後、スポンジでやさしくこすり、布でふき取りをします。
4.最後に酢をスプレーして完了です。
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<パッキン>
1.酢をパッキンにスプレーする
2.その上に重曹をふりかける
3.酢を含ませたキッチンペーパーで2時間ほど湿布する。
4.その後、使い古しの歯ブラシでやさしくブラッシングしたら、酢のスプレーで拭き取って完了。

水を使えない「畳」のカビ対策!
ちょっとカビ臭くなってきたなと思ったら、エタノールを含ませた布でササッと拭くとよいでしょう。エタノールはすぐに蒸発するのでおすすめです。見た目でわかるようなカビの場合は、エタノールを含ませた後、ブラシで軽くカビを掻き出してから掃除機でやんわりと吸い込む必要があります。そしてもっと強烈な黒カビがはびこっていたら、漂白剤を使わなければなりませんが畳を傷つける可能性があるのであまりお勧めできません。
そうならないための予防策を今から始めましょう。

エタノールで拭いてもカビ臭さが残っていたら、酢1:水5~10の液体をタオルなどに含ませて、ササッと拭きます。お酢の匂いは時間が経てば、カビの匂いと共に蒸発するので大丈夫です。
市販の消臭スプレーよりも安全な方法ではないでしょうか。しかも天然の畳(イグサ)は酸性に非常に強く、酸性のお酢でも耐えられるそうです。
この方法なら赤ちゃんのいる家庭でも、安心してカビ対策が出来そうですね。

あらゆる場所や物のカビは、予防することが出来ます。普段から湿気を溜めない工夫をし、予防効果のあるものを使って上手にカビを寄せ付けないようにしましょうね。