化粧品成分としてのペプチド3

 毎日のスキンケアの中に、肌を回復させるエイジングケアを組み込むことは重要です。その際、ペプチドを配合した化粧品が強い味方になってくれるでしょう。

もっと肌のハリを実感したい、肌の弾力性を回復させたい、気になるシワを解消したい、目元のたるみを解消したいなどのエイジングケアには、ペプチドは特に優れた化粧品成分だといえます。またペプチド同士の組み合わせによって、さらに高い効果を期待できます。例えば、海外コスメであるkakehiki(唇美容液)は日本では医療機関で(特にナースさん)火がついた商品なのですが、ヒアルロン酸やペプチドが配合されておりそれだけ医療機関の間では、効果の高い成分とされています。

化粧品への応用例

化粧品に配合されているペプチドは医薬品とは種類が異なるうえ、作用も限定されています。医薬品に比べると作用が穏やかで即効性は低いですが、それでも肌再生効果は充分に期待できます。また、医薬品に比べ、副作用などの安全性が高くなっているので、安心してスキンケアにお使いいただけると思います。近年よく配合されているEGF(ヒトオリゴペプチド―1)は、もともと火傷による皮膚移植や角膜切開による傷の回復促進などの目的で使用されていたペプチドです。発見された当初は大変高額な成分でしたが、バイオ技術の発達により化粧品に配合しやすくなりました。

肌を再生させるためのペプチドの効果

●ターンオーバーを促進させる
●肌を強化する
●ヒトの成長ホルモンと同じ働きをする
●線維芽細胞を刺激する
●肌を健やかに整える
●血管やリンパの流れを活発にする
●表情ジワを緩める